カラークリヤー現場塗装仕上げの欠き込み補修

欠き込みをモルタルで塞がれてあった。

据える際に鉄骨をかわすために欠き込んだ跡を無くすのが今般の依頼です。

四角く欠き込み、据えた後にモルタルで塞いでくれていました。


カラークリヤー現場塗装仕上げの欠き込み補修-2

サンダー研磨とエポキシで不陸調整します。

写真でモルタルと色が違って見えるのがエポキシ樹脂パテです。

カラークリヤー現場塗装仕上げの欠き込み補修-4
カラークリヤー現場塗装仕上げの欠き込み補修-5

接着力の強いエポキシ樹脂のパテで下地をつくってから、ポリエステル樹脂系パテを充填します。



補修の最後は、プライマー塗布後の状態に仕上げます。

カラークリヤー現場塗装仕上げの欠き込み補修-6

プライマー塗布後の色に上げていますので、補修した1枚だけが他の板と違った色に見えているのです。(他はカラークリヤーまで仕上がっています。)

カラークリヤー現場塗装仕上げの欠き込み補修-7

この現場におけるECPの最終仕上げは、現場塗りのカラークリヤーとなっています。

現場で塗装業者さんが塗ります。

初めにプライマーを塗って、その上からカラークリヤーで仕上げます。

塗料の色で下地を隠蔽してしまう通常の塗装とは違って、カラークリヤーとはクリヤーに添加された数%の色を通して素地を見せる仕上げです。

簡単に言えば、色のついたセロファンやカラーレンズを通してその向こうにあるものを見るのと同じ理屈です。

そのカラークリヤーを塗る前に、通常は下塗りの透明プライマーを塗ります。

透明とは言え塗料を素地に吸い込ませるのですから、塗布後にはECPの素地板は濡れ色になります。

我々の仕事は、欠損した部分を形成し、プライマー塗布後の状態にすることです。

つまり、カラークリヤーを塗装する前の色や柄に仕上げておくのが我々の仕事なのです。

ですから、写真に写っている補修箇所は仕上りと違って見えているのです。

カラークリヤー現場塗装仕上げの欠き込み補修-8

ここ数年、カラークリヤーの現場塗装仕様が増えてきました。

相変わらずECPの素地はやはり人気がありまして、その素地感をカラークリヤーの塗膜に透過させて見せようと意図されることが多くなりました。

カラークリヤーは現場ごと毎回調色しなければなりません。

塗装業者さんにあらかじめプライマーを分けて戴いて、そのプライマー塗布後の色に調色するのです。

我々も、だいぶ慣れてきました。

ECP素地板カラークリヤー仕上げの補修案件がございましたら、どうぞお声かけください。




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