塗装板1枚を全塗補修

一番右の板、中央付近に何らかかの形(かた)が残っています。
それを補修する依頼です。
アスロック工場塗装板 N-30-3分艶です。
工場で塗装されたものと同じ色に調色された塗料を、現場で塗装します。

足場が取れてみつかった箇所です。
1階部分のよく見える場所なので、1枚全体を塗装することにしました。
外構が仕上がって高所作業車を乗り入れることが出来なかったため、アップスターと足場台で作業をします。

上部はアップスターの上から作業をします。
上から順に塗っていき、アップスターからでは届かなくなったところで、足場台に替えて塗装しました。

下でスタンバイしているスタッフ2名でアップスターを移動させ、反対横に置いていた作業台を真下に据えます。
もたもたしていると、塗り継ぎに時間が掛かってしまいます。
それに因り塗り肌が変わってしまってはいけませんので、できるだけ手早く足場を替えないといけません。

そうして塗り上がった塗装面がこちらです。
塗装直後の状態ですから艶があります。
塗料の未だ乾いていない濡れた状態で均一に塗れているかどうかを見ます。
少なくともこの状態が均一でないと、乾燥後は必ずムラができていますから。

溶剤が蒸発し塗膜が締まってくると、工場で塗り上がった塗り肌に近づいてきます。
数日経つと周囲とほぼ同じに仕上がっていました。
下の写真は約2週間後の写真です。

いかがでしたでしょうか。
頻繁に人が往来する付近など、建物でよく見られる場所を補修するのはとても神経を使い緊張する仕事ではあります。
出来れば、私共も手を付けることは避けたいような場所です。
ですが、そういうところほど引き渡し直前に依頼を戴く案件なのです。
現場によって条件は異なってきますので、何度仕事をしても慣れはないかと思います。
毎回、神経を使って全力を尽くすというのが我々の仕事だと痛感しております。

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