エレベーターの三方枠

エレベーターの三方枠、縦枠の上の方にキズがあり、パテをして研磨をしました。
まず周囲をマスカーで養生します。
部分でスプレーするつもりですから、下の方にまでマスカーは伸ばしません。
ただ、周囲の黒く見えている壁はガラスなので、幅の広い1m巾のマスカーを貼りました。
ガラスに塗料が付いた跡の拭き取り処理は厄介なので、少々大げさに養生をしました。

工場で塗装された黒っぽいメタリックです。
日塗工N30くらいの濃さに見えます。
メーカーから送られてきた補修塗料では色が合わないので、私が現場で調色しました。
なんとか分かり難いくらいの近似色にまでたどり着きました。

部分的に塗装をし、その周囲の既存塗装に馴染ませます。
周囲の既存塗装に馴染ませることを『ぼかし』とか『ぼかす』とかと表現しますが、何を『ぼかす』かといいますと、塗り際を『ぼかす』のです。
通常の塗装方法では、部分的に塗装すれば塗装したところと周囲の既存塗装部との境目辺りに、顕著に塗り際が見えてきます。
塗り際は白く輪っかのように見え、程度はありますがザラザラとした手触りになっています。
できるだけそれを分かり難くすることを『ぼかし』とか『ぼかす』とかと表現します。

いかがでしたでしょうか。
なんとかそこそこ『ぼかす』ことができました。
色が合えば部分的に補修塗装は可能です。
この度の現場は補修箇所がたくさん有りましたので、できるだけ時短で作業をしなければなりません。
養生を少なく部分的に小さく塗装することが必要になります。
当然、上手く『ぼかす』技術が必要になります。
このような案件がでてまいりましたら、ご連絡戴ければお力になれることと思います。



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