お寺の建て替えに合わせて、御宮殿の修理塗装をしました。
今回は、扉の修理風景をご紹介します。
施工前
ご本尊や須弥壇も移されて、解体前の御宮殿の写真です。
床から下の扉です。近くで見ると、どの扉も大きな割れが走っています。
それらを工房に持ち帰り修理します。
施工中
接着剤やパテが入りやすいように、割れを削ったりして調整します。
小さな鋸(のこ)や叩き鑿(のみ)や突き鑿を使います。
パテの硬化後全体を研磨します。
凹凸が多いので手で少しずつ研磨していきます。
研磨が終われば塗装の工程です。
凹凸にもムラ無くスプレーガンで塗料を入れていきます。
シーラー、中塗り、ベース(着色)、クリヤーの順番です。
各塗装工程の間に研磨工程が入ります。
特に割れが大きかったので、急がずに時間を取って
中塗りは塗りと研磨を数回繰り返しました。
施工後
完成して取り付けたのが下の写真です。
これは周囲の枠や台など全て現場で塗装仕上がった写真です。
勿論、現場での施工も我々ムエン工房が施工致しました。
お寺の関係者の方々は、我々が説明するまで、
扉は新調したものと勘違いされておられました。
驚いておられました。
木の取っ手が破損して無くなっていた物がありましたが、
こちらで再現して取り付けてありましたので、
新調したものとお思いになったのかもしれません。
ムエン工房の公式HP
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