お寺の建て替えに合わせて、御宮殿の修理塗装をしました。
今回は、扉の修理風景をご紹介します。
施工前
ご本尊や須弥壇も移されて、解体前の御宮殿の写真です。
![ムエン工房の寺院の御宮殿扉](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/534dff82-c2d7-42f9-9d7b-9013edc97e1b.jpg)
床から下の扉です。近くで見ると、どの扉も大きな割れが走っています。
![ムエン工房の寺院の御宮殿扉](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/c5b5ef6d-fb1d-4c78-916d-764425c76751.jpg)
それらを工房に持ち帰り修理します。
施工中
![ムエン工房の寺院の御宮殿扉](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/363cb868-95ec-4271-ba07-22e96207c649.jpg)
![ムエン工房の寺院の御宮殿扉](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/78e84b97-e0b1-40fd-b78c-e82eabbc5598.jpg)
接着剤やパテが入りやすいように、割れを削ったりして調整します。
小さな鋸(のこ)や叩き鑿(のみ)や突き鑿を使います。
![ムエン工房の寺院の御宮殿扉](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/26e0106d-94a1-49fa-9837-3b2db5c21757.jpg)
パテの硬化後全体を研磨します。
凹凸が多いので手で少しずつ研磨していきます。
![](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/7ca75a51-54e1-4b18-92a2-a5d370fdb5fa.jpg)
研磨が終われば塗装の工程です。
凹凸にもムラ無くスプレーガンで塗料を入れていきます。
![](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/451b1bef-5405-4790-82e6-af57a1a13b53.jpg)
シーラー、中塗り、ベース(着色)、クリヤーの順番です。
各塗装工程の間に研磨工程が入ります。
![](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/839793e2-ed9c-498e-9af5-b904fd6b6884.jpg)
特に割れが大きかったので、急がずに時間を取って
中塗りは塗りと研磨を数回繰り返しました。
施工後
完成して取り付けたのが下の写真です。
![寺院の御宮殿扉](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/03/12fd0f0a-9de1-46ca-8e8f-45d1bb48049a.jpg)
これは周囲の枠や台など全て現場で塗装仕上がった写真です。
勿論、現場での施工も我々ムエン工房が施工致しました。
お寺の関係者の方々は、我々が説明するまで、
扉は新調したものと勘違いされておられました。
驚いておられました。
木の取っ手が破損して無くなっていた物がありましたが、
こちらで再現して取り付けてありましたので、
新調したものとお思いになったのかもしれません。
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![ムエン工房](https://muenn.jp/wp-content/uploads/2021/05/4debb5455d9d35a3e9d0325562b435cb-1.png)
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