金属サイディングの雹(ひょう)被害 —-Part1

2024年4月16日は神戸市の西部から播磨地域の南部にかけて、大量のしかも大きな雹(ひょう)が降りました。
まともに受けた車の屋根やボンネットは凹んでいます。
多くの家の樋は破れ、サッシや屋根は凹み、外壁の金属サイディングにもたくさんの被害が起こりました。
本日ご紹介する金属サイディングの凹み修理は、引渡直前に雹(ひょう)被害に見舞われた新築物件を、施主の好意で引渡後に施工をさせて戴きました。

ではご覧ください。



ユニットの新築事務所です。
リブ波を横向きに張られています。
横向きのリブ波なので、空から降ってくる雹(ひょう)は波の形状の上部に当たります。
上部から正面に掛けて凹んでいる物ばかりです。
2階部分は、施主の寛大な計らいで、地上から目視して確認できる凹みのみを修理するという事となりました。
ですから、足場を組まずに脚立だけで作業をすることが出来ました。
施工範囲は、1階と2階の一部、建物四面の内二面です。
風向きの影響か、他の二面は全く無傷でした。
それでも、凹んだ窓の下枠を含めるとパテを充填した凹みの数は150を超えました。

施工をご覧戴きましょう。
大まかな工程は

  1. 下地調整
  2. 板金パテ
  3. ポリパテ
  4. プライマー塗布
  5. プラサフ塗布
  6. エナメル(ベース)塗布
  7. クリヤー塗布仕上

となります。
まずはサンダーで旧塗膜を削り落とし、金属地を出していきます。
旧塗膜が残っているとパテの密着の度合いが低下する恐れがあります。
パテ充填箇所は全て地金が出るまでサンダーを掛けました。
幅の狭いベルトサンダーで凹みの中とその周辺を削り、径の小さなディスクサンダーでその周囲を削ります。


削った処に板金パテ(アルミカーボンパテ)とポリパテでリブ波を形成していきます。


凹み箇所を元の形に作り出せましたら、いよいよ塗装工程に入ります。
Part-2で塗装作業を続けてご覧ください。


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