メース パルーレ柱形の割れ修理

アイカテック建材株式会社のECP(押出成形セメント板)メース。
メースのシリーズに綺麗なパールの工場塗装品があります。
それが、ふっ素樹脂系パール塗料仕上げ「メースパルーレ」です。
そのメース パルーレの補修依頼がありました。
濃色のパール塗装の柱形が割れているとのことです。

上の2枚の写真は、ビルの1階ガレージにある柱形が割れているが、補修可能かとのことで送られてきた写真です。
我々が現場で撮った写真が下のものです。

今回は、このメース パルーレの柱形の割れ修理をご覧戴きます。
まずはVカットをして、割れに接着剤を含浸させてから周囲をサンダーで研磨します。
そうして、下地調整が出来たところでエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂の充填剤で形を形成していきます。

上の写真は、最終仕上げのパテを研いでいるところです。
できるだけ綺麗な平面を作りたいので、割れよりもかなり広い面積を触ることになります。
面ができましたら、部分的に黒の中塗りを入れていきます。

こうして、研磨目が綺麗に無くなったら、単色のベースを吹きます。
ベース吹き、パール吹き、クリヤー吹きとスリーコートになります。
まずはベース吹きをご覧戴きます。

それからパールを塗装します。
パールは均一に少しずつ被せます。
オリジナルの仕上の感じに少しずつ近づけます。
パールが多くても少なくても仕上りが変わりますので、慎重に少しずつ均一にスプレーしていきます。

そうして完成したものが下の写真です。

いかがでしたでしょうか。
パール仕上げは、周囲に合わせるのが難しい仕上です。
この度は、柱一面塗装することになりましたが、いつもは小さく触ります。補修箇所が目立たないようにできるだけ小面積を塗装するのです。
難しい仕上げですが、このような案件が出てきましたら私共にご連絡ください。
できる限りオリジナルに近づけるよう努力いたしますので。

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