掃き出し前フロア・窓下枠の劣化

掃き出し前フロア・窓下枠の劣化。

バルコニーに出入りするところは長時間日光に晒されることで、その付近の窓枠やフローリングは、家の中の他の箇所より比較的劣化が早く程度も酷い場合が多くあります。
今回ご紹介する案件は、そういった箇所の塗装された木製の窓枠とフローリングの修理塗装です。
太陽の熱や水分の含浸と乾燥による干割れと塗膜の劣化です。

施工前の状態をご覧ください。

干割れ箇所は凹凸が出来て、色が剥げたり変色した状態になっています。
まずはその辺りのワックスや汚れを除去した後に、研磨紙で削っていきます。
それから塗料を調色して塗装します。
勿論一度だけでなく、下塗り・中塗り・上塗りと数回ウレタン塗料を塗装します。
木目が綺麗に見える程度に、クリヤーと顔料を調整して乗っけていきます。
できるだけ周囲と違和感が無いような色に近づけて馴染ませます。

そして完成したのが下の写真です。
木材用特殊ウレタン塗料仕様です。
黄変し難く、比較的表面硬度は高いにもかかわらず柔軟性を持つウレタン塗料で仕上げています。

いかがでしたでしょうか。
木材や塗膜の劣化は、環境に因って劣化の速度と度合いが違ってきます。
劣化の大きな原因の紫外線、熱、水に頻繁に且つ長時間晒される環境に於いては、劣化が顕著に表れます。
水回り、掃出窓前、ヒーターの前等です。
劣化の度合いにも因りますが、今回ご覧戴いた程度であれば、突板(練り付単板貼り)であろうと無垢であろうと、木材ならばどうにか綺麗になると思います。
フローリングのメンテナンスは、早いのに越したことはありません。
一度、ご自宅のフローリングを点検してみてください。

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